Synergyの導入(MacがサーバでUbuntuがクライアント)
23inchワイドディスプレイでMacとUbuntuのデュアルディスプレイ環境を構築していたが,キーボードとマウスは1セットにしたい.
これまではELECOMのKVM SWITCHで対応していたけど,KVMでマウスキーボードとメインディスプレイは切り替わるが,サブディスプレイは入力切り替えを別途しなければいけなかった.
また,MacとUbuntuで別々な作業をしたいこともあるし,MacとUbuntuでディスプレイを一台ずつ.それで居てマウスキーボードを共有できる方が便利じゃないかと考えた.
これを実現するのがSynergy.複数台のコンピュータで,どれか一台に繋がっているマウスとキーボードを共有できる.
ディスプレイが並んで居ることが前提で,マウスカーソルが隣のディスプレイと自由に行き来できるようになり,マウスカーソルが有る方にキーボードも繋がっていることになる.
今回はキーボードとマウスはMacにつなげる.UbuntuはSynergy経由でMacのマウスとキーボードを共有.
sudo port install synergy
設定ファイルはサーバになる方(キーボードとマウスが物理的に繋がってるマシン)にのみ必要.
Mac Portsでインストールすると,/opt/local/etc/synergy/に設定ファイルのサンプルがあるので,それを同じ場所にコピーして編集する.
sudo cp /opt/local/etc/synergy/synergy.conf.sample /opt/local/etc/synergy/synergy.conf
sudo vi /opt/local/etc/synergy/synergy.conf
設定内容は各マシンに名前をつける.各名前のマシンのIPアドレス,ディスプレイの位置関係を設定する.
今回は左のディスプレイがMac,右がUbuntu.
設定内容は以下のような感じ.synergy.conf.sampleにはディスプレイが上下の場合の設定も書いてるので,必要で有れば参考に.
section: screens
mac-air: ←Macの名前
192.168.0.63: ←MacのIP address
dev-ubuntu: ←Ubuntuの名前
192.168.0.30: ←UbuntuのIP Address
endsection: links
mac-air:
right = dev-ubuntu ←mac-airのディスプレイに対して右にUbuntuのディスプレイdev-ubuntu:
left = mac-air ←dev-ubuntuのディスプレイに対して左にmac-airのディスプレイend
設定が終わったら,実行.
sudo synergys
オプション無しでデーモンで起動する.-fをつけるとデバッグメッセージが表示できる.
apt-get install synergy
Ubuntuは今回はクライアントとして動作させるので設定は不要
sudo synergyc --name dev-ubuntu 192.168.0.63